ありがとう サヨナラ

Introduction

それは迷惑な出会いだった。
こんな人が世の中にまだいるんだ、なんて思った。
それはとても皮肉な事だった。
冗談好きの私が嘘を付けなくなるくらい、そう思った。
それはきっと必然で、信じてたサンタクロースはいないって気が付かされた時の事を何故だか思い浮かべた。
…あはは。なんでだろう、どうしてだろう。ねえ、おかしいわ。
問いかける先には誰もいない。
空から雪がふわりと降って、髪が白み掛かり始めるくらいになってようやく、やっと、口に出来る言葉を思いついた。それは
――ありがとう、サヨナラ。

Concept

初めての恋、片想い。人を好きになる事。誰にでも容易に起こり得る事であり、それは切なさや苦々しさ、時として世界が終わってしまうのではないか、というくらいの喜びを持って表される出来事でありましょう。
けれども想いや気持ちが増していくほどに、結末は知りたくない。取っておきたくなるものでもあります。
そういう気持ちを言葉にしたら後悔しそうだ、なんてただの軽口です。でも言葉にしないで後悔しないものでしょうか。

終わってしまった時間は何をしても帰ってきませんし、そうやって過ぎた時間にどんな理由をつけてみても虚しいだけ。そして膨大な時間が想いを解決してくれるのを待つしかないのでしょう。
楽曲の中では、そんな迷える主人公に訪れるそれはまるでドラマみたいな出来事を中心に想いの葛藤を描写してみました。
この作品に触れてみて、何がしかの役に立てば光栄です。

Movie

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